泣くな赤鬼

  • 2020.04.05 Sunday
  • 09:28

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城南工業野球部監督・小渕 隆はかつて、陽に焼けた赤い顔と、鬼のような熱血指導で“赤鬼先生”と呼ばれ恐れられていた。
その厳しさで、甲子園出場を目前にしながらも夢に破れ、10年の月日が流れた今は、野球への情熱をすっかり失っていた。
ある日、診察を受けた病院でかつての教え子・ゴルゴこと斎藤智之と偶然再会する。
ゴルゴは野球の才能は群を抜いていたが、堪え性がなく、挫折して高校を中退した生徒だった。
今では、20代半ばを越え、妻・雪乃と息子・集と幸せな家庭を築き、立派な大人に成長していた。
ところが、そんな再開も束の間、雪乃からゴルゴが末期がんで余命半年であることを知らされる。
あのときかけてやれなかった言葉、気づいてやれなかった想い、厳しくすることでしか教え子と向き合えなかったあの頃の後悔。無力な自分を見つめ、葛藤する赤鬼に、ゴルゴが言った言葉「俺、また野球やりたいな」。
 赤鬼先生は、ゴルゴの最後の願いを叶えるために動き出す――。(アマゾンより抜粋)

 

映画館に行かなくて良かった〜と思った作品。

もう、めっちゃ、泣いてしまった・・・・。

恥ずかしいくらいに。

 

若かりしころだったら、きっと赤鬼先生の気持ちが深く理解できなかったと思うんです。

あの頃のゴルゴと同じように、『何でこっちを見てくれないんだっ』って思ってたと思う。

不器用だから、一生懸命去勢はってちょっとだけ弱音吐いてみて、相手の反応を見る。

自分では一生懸命出してるSOSなんだけど、気づいてもらえなくて拗ねる。

もうね。子供の目線で分かり過ぎるくらい分かっちゃって痛い。辛い。

だから、それに応えてくれない大人(赤鬼先生)のことを恨んじゃう。

 

でも、今はもうおばちゃんなので。

子供の頃の目線も覚えてるんだけど、大人の気持ちも分かるんです。

赤鬼先生も一生懸命向き合おうとしてたんだなって。というか、あれが指導なんだよねって。

大人になっていく時の。大人になった時のために、今、気づいて欲しいという思いのつまった行動。

 

だから、ゴルゴが大人になって赤鬼先生のことを理解した時。そして赤鬼先生が不器用なゴルゴの気持ちに気づいたとき。

涙腺崩壊なんです。

 

もう少し早ければ。もう少し時間があれば。

でもその願いはかなわない。

 

『悔しいな。それでいいんだ』

赤鬼先生の言葉が胸に痛いです。

 

ザ・ファブル

  • 2020.04.05 Sunday
  • 09:16

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ファブルと呼ばれる伝説の殺し屋がいた。
どんな相手も6秒以内で仕留める凄腕だ。
そんな彼に与えられた新たな任務は、
『一年間、誰も殺さず一般市民として普通に暮らし、周囲に溶け込む』というもの。
感情も感動もほとんどなく、一般的な常識すら知らない彼にとって、一般社会は未知の世界。
ひょんなことから知り合ったミサキという女性に助けられながら、どうにか普通っぽい生活を始めることが出来たが、ファブルを狙う相手にミサキが攫われてしまった。
果たして彼は、誰も殺さずミサキを救出することが出来るのか。

 

殺伐とした殺し屋の世界ですが、コメディです。

 

ファブルってどこまでも愚直なんですよね。

命令や任務には忠実に従う。そしてその成果を追い求める。

それが決して人に称賛されるようなことでなくても、そんなことは彼の眼中にはない。

だから、殺すなと言われればそれに従う。

殺したくて殺しているワケではないし、人に対して何らかの感情があるわけではない。

だからこそ冷徹で冷酷な殺し屋家業が出来るし、無害な一般市民にもなれる。

 

何故、そんな人間が出来上がったのか。

その生い立ちには同情すべきところがありますが、ひょっとしたらもともとの素質がそうだったのかも。

と思わせるようなゾッとする話もありました。

彼には一生、一般市民として無害に暮らしていてもらいたいと切に願う展開のストーリーでした。

 

体操しようよ

  • 2020.01.30 Thursday
  • 07:44

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38年間無遅刻無欠勤、真面目だけが取り柄の会社員・佐野道太郎。
18年前に妻を亡くし、しっかり者の娘・弓子と2人暮らし。
定年退職後「これからは自由に生きるぞ!」と意気込むものの、実際には何をしていいのか途方にくれ、しかも一人娘の弓子から「佐野家の新しい主夫は、お父さんです!」と宣言され家事担当に。
ある日地元のラジオ体操会に参加したことで人生の風向きがかわっていく。
体操会のマドンナのぞみに胸ときめかせ、彼女からの紹介でラジオ体操会会長の神田が営む便利屋の仕事を得て、年下の同僚で天文マニアの馬場薫と、地域の人々の様々な依頼を不器用ながらも取り組むことに。
何事にも一生懸命だけど不器用な道太郎が、周囲から叱咤激励されながら人生を謳歌していく。 (アマゾンより抜粋)


ホントに不器用なお父さんです(笑)
でも真面目で一生懸命。まぁ、だからこそ軋轢も生じるということで。。。
定年後の長い人生をどう生きるのか。毎日が日曜日となった日々をどう過ごすのか。
仕事が生きがいの人はよく考えかおかなければならないのではないかと思う作品です。
 

サムライせんせい

  • 2019.11.17 Sunday
  • 11:12

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尊王攘夷か公武合体かで国がまっぷたつに割れていた幕末。
土佐勤王党盟主だったは高知出身の侍・武市半平太は、失脚して投獄されていた。
死を覚悟する日々。そんなある日ふと目覚めるとそこは見たことのない日本。
タイムトラベルで飛ばされた武市半平太は、不審者として警察に追われてしまう。
そんな彼を助けたのは、学習塾を経営し、近隣では知らぬ人がいないと言われる有名人・佐伯だった。
佐伯の好意で自宅に居候させてもらう代わりに、塾の講師として子供たちに読み書きを教えることになった武市半平太。
幕末と平成のカルチャーギャップに戸惑いながらも、どうにか折り合いをつけて生活していたそんな矢先、彼を訪ねてジャーナリストの楢崎梅太郎と名乗る男がやってきた。
その男の正体は・・・・

 

今から150年後の世界がどうなっているのか、私たちは知りません。
知りようがありません。
でも、自分の住む国を、世界を、よりよい方向へと導きたい。そう思って生きている人たちにとって、100年後の世界は切実な希望そのものなのでしょう。
名前が残ったことに満足したのか。
思い描いた未来がそこにあったのか。それともさらによい未来になっていたと納得したのか。
半平太の気持ちはどうだったのだろうと気になりました。
チョコレートケーキが美味しかったことはよく分かりましたが(笑)
これから150年先の未来。
そこに私たちが描いた理想の世界があるのでしょうか・・・・。

日日是好日

  • 2019.10.19 Saturday
  • 07:36

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大学を出て、正社員になれずバイトの日々。
悶々とする生活の中、従妹に誘われて習いだしたお茶の世界。
不器用なりに丁寧にやってきたけど、何年たっても上達せず。
結婚の約束をしてた相手にも裏切られ、年下の子に習い事も追い抜かれ。
それでも投げ出さずにお稽古を続けてきた。
そんな彼女が見つけた好日とは・・・・。


自分には何もない。
真面目なだけが取り柄だと思っている不器用な女性。
焦りと虚しさが講じると不機嫌になるどこにでもいる女性。
でも、何年も習い事を続けられるって、それだけでスゴイ才能だと私は思います。
失敗して凹んでも、自分の未熟さに心を痛めることが出来ることは、素晴らしいことです。
何もしていなければ心痛むことはないけれど、何もしていなければ何も手に入らないのですから。
そして手に入れられるものは、他人から羨ましがられることばかりではないのです。
自分の心が少しだけ豊かになる。
それだけでも生きている意味はあるのです。
そんなことを思わせてくれる、とても暖かなストーリーです。
 

人魚の眠る家

  • 2019.10.05 Saturday
  • 16:57

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別居状態だった薫子と和昌に、夏のある日、悲劇が襲う。
娘の瑞穂がプールで溺れて意識不明になったのだ。
医師から回復の見込みがないと宣告され、脳死状態だと告げられた二人。
脳死を受け入れ臓器提供を希望するか、このまま心臓死を待つかという究極の選択を迫られ、IT機器メーカーを経営する夫の和昌は、まだ認可されていない機械を娘に使用することを決断する。
それは、体が不自由になった人を手助けする介護機器なのだが・・・・。

 


大切な人の死は簡単に受け入れることが出来ません。
混乱し、わずかな希望に縋り、冷静な判断力を奪われる。
ましてや脳死という、人の目に分かりにくい状態の死ではなおのこと。
体がまだ暖かく、心臓の鼓動が聞こえているのに、その命の灯を自らの手で止めることなどどうして出来ましょうか。
誰も、この夫婦の決断を愚かだと笑うことは出来ません。
狂気にも似た希望でも、ないよりましだと思えるのです。
どこをもって、何をもって死とするのか。
とても難しいテーマです。
 

教誨師 きょうかいし

  • 2019.09.26 Thursday
  • 07:43

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プロテスタントの牧師、佐伯保は、教誨師として月に2回拘置所を訪れ、一癖も二癖もある死刑囚と面会する。
無言を貫き、佐伯の問いにも一切応えようとしない鈴木。
気のよいヤクザの組長、吉田。
年老いたホームレス、進藤。
よくしゃベる関西出身の中年女性、野口。
面会にも来ない我が子を思い続ける気弱な小川。
そして自己中心的な若者、高宮。
佐伯は、彼らが自らの罪を悔い改めることで心安らかに“死”を迎えられるよう、親身になって彼らの話を聞き聖書の言葉を伝える。
少しずつ死刑囚の心にも変化が見られるものの、高宮だけは常に社会に対する不満をぶちまけ、佐伯に対しても一貫して攻撃的な態度をとり続ける。
死刑囚たちと真剣に向き合うことで、自分の人生とも向き合うようになる佐伯。そんな中、ついにある受刑者に死刑執行の命が下される…。(アマゾンより抜粋)


死刑を下されるということは、それだけ重い罪を犯したということです。
たとえ悔い改め、一生をかけて懺悔したとしても償い切れない罪。
被害者の心情と社会的な影響を考え、その人がこの社会に生きていてはいけないと、決断を下された。
とてもとても重い、罪。
罪を犯す人は自分の心にだけ向き合ってる人なのかなと、見ていて思いました。
自分が許せないと思うから。
自分が辛く悲しいから。
自分が怒りを抑えられないから。
自分は悪くない。悪いのは世間であり他人である。と。
つまり、ある意味とても正直なのです。
ただそこに、想像する力がなかった。
自分以外の人のこと。
未来の社会について。
自分を取り巻く人のこと。
そして、もっとも悲しいことは、学力がなかったこと。
特に、年老いた進藤という受刑者については、虚しさとやりきれなさを感じました。
受刑者の心に寄り添い、罪を悔い改めようとさせる行為は、時に残酷なことであるようにも思えます。
悔い改めた時はもう手遅れなのです。
とても重く深いテーマです。
そして、人が人を裁くということの難しさ。

『今までの人生で一度も間違ったことをしていないという者のみが、罪を犯した者に石を投げることが出来る』

とキリストが言われたそうですが、罰を下す側も試されていると感じます。

 

散り椿

  • 2019.09.05 Thursday
  • 07:28

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享保15年。かつて藩の不正を訴えたが認められず、故郷・扇野藩を出た瓜生新兵衛は、連れ添い続けた妻・篠が病に倒れた折、彼女から最期の願いを託される。
「采女様を助けていただきたいのです…」と。
篠の願いと藩の不正事件の真相を突き止めようと、故郷・扇野藩に戻った新兵衛。
散り椿が咲き誇る春―ある確証を得た新兵衛は、采女と対峙することとなり、過去の不正事件の真相と、妻の本当の想いを知ることになるのだった。(アマゾンより抜粋)

 

 

いつの時代にもあるアルアル話です。

上司の不正を告発しようとしたら、左遷されて出世の道を閉ざされた。

もしくは、まったく畑違いの仕事につかされた・・・。

昔はそれこそ命がけの陳情だったワケで、踏み込んだ新兵衛は凄いと思います。

静かな剣の戦いが見所。

所作がとても美しいです。

検察側の罪人

  • 2019.08.06 Tuesday
  • 08:04

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都内で発生した殺人事件。犯人は不明。

事件を担当する検察官は、東京地検刑事部のエリート検事・最上と、刑事部に配属されてきた駆け出しの検事・沖野。

最上は複数いる被疑者の中から、一人の男に狙いを定め、執拗に追い詰めていく。

その男・松倉は、過去に時効を迎えてしまった未解決殺人事件の重要参考人であった人物だ。

最上を師と仰ぐ沖野は被害者に自白させるべく取り調べに力を入れるのだが、松倉は犯行を否認し続け、一向に手ごたえが得られない。

やがて沖野は、最上の捜査方針に疑問を持ち始める。

「最上さんは、松倉を、犯人に仕立て上げようとしているのではないか?」

互いの正義を賭けて対立する二人の検事。彼らの戦いに、待ち受けていた決着とは――。(アマゾンより抜粋)

 

検事も人。

罰せられないという結論を受け入れられない犯罪もあるでしょう。

でも、人は間違うもの。人が人を裁くのは、慎重な上にも慎重にしなければなりません。

そして罰とは犯した罪に対してのみ与えられるもの。

この物語は中途半端で終了した感がありました。

 

ごっこ

  • 2019.08.05 Monday
  • 07:28

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大阪の寂れた帽子店には、40歳目前にも関わらずニートの城宮と、5歳児・ヨヨ子の親子が仲睦まじく暮らしていた。

実はこの二人、他人に知られてはいけない秘密を抱えた親子だった。

十数年ぶりに城宮が実家に戻ったことを知る幼馴染で警察官のマチは、突如現れたヨヨ子に疑いの目を向ける。

ごっこ生活のような不安定な二人のその日暮らしはある日突然、衝撃の事実によって崩壊してしまう…。(アマゾンより抜粋)

 

いつか切れてしまう細い細い糸に縋って生きている城宮とヨヨ子。

ささやかな幸せと安定には遠い生活。だがその中にしかない安らぎ。

崩壊した家庭と、崩壊ギリギリで踏ん張っている家庭。

どちらにも自分の都合の良い解釈がついてくる。

一体、家庭とは何なんだろうと考える物語。

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