日日是好日

  • 2019.10.19 Saturday
  • 07:36

JUGEMテーマ:映画の感想

 

大学を出て、正社員になれずバイトの日々。
悶々とする生活の中、従妹に誘われて習いだしたお茶の世界。
不器用なりに丁寧にやってきたけど、何年たっても上達せず。
結婚の約束をしてた相手にも裏切られ、年下の子に習い事も追い抜かれ。
それでも投げ出さずにお稽古を続けてきた。
そんな彼女が見つけた好日とは・・・・。


自分には何もない。
真面目なだけが取り柄だと思っている不器用な女性。
焦りと虚しさが講じると不機嫌になるどこにでもいる女性。
でも、何年も習い事を続けられるって、それだけでスゴイ才能だと私は思います。
失敗して凹んでも、自分の未熟さに心を痛めることが出来ることは、素晴らしいことです。
何もしていなければ心痛むことはないけれど、何もしていなければ何も手に入らないのですから。
そして手に入れられるものは、他人から羨ましがられることばかりではないのです。
自分の心が少しだけ豊かになる。
それだけでも生きている意味はあるのです。
そんなことを思わせてくれる、とても暖かなストーリーです。
 

人魚の眠る家

  • 2019.10.05 Saturday
  • 16:57

JUGEMテーマ:映画の感想

 

 

別居状態だった薫子と和昌に、夏のある日、悲劇が襲う。
娘の瑞穂がプールで溺れて意識不明になったのだ。
医師から回復の見込みがないと宣告され、脳死状態だと告げられた二人。
脳死を受け入れ臓器提供を希望するか、このまま心臓死を待つかという究極の選択を迫られ、IT機器メーカーを経営する夫の和昌は、まだ認可されていない機械を娘に使用することを決断する。
それは、体が不自由になった人を手助けする介護機器なのだが・・・・。

 


大切な人の死は簡単に受け入れることが出来ません。
混乱し、わずかな希望に縋り、冷静な判断力を奪われる。
ましてや脳死という、人の目に分かりにくい状態の死ではなおのこと。
体がまだ暖かく、心臓の鼓動が聞こえているのに、その命の灯を自らの手で止めることなどどうして出来ましょうか。
誰も、この夫婦の決断を愚かだと笑うことは出来ません。
狂気にも似た希望でも、ないよりましだと思えるのです。
どこをもって、何をもって死とするのか。
とても難しいテーマです。
 

教誨師 きょうかいし

  • 2019.09.26 Thursday
  • 07:43

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プロテスタントの牧師、佐伯保は、教誨師として月に2回拘置所を訪れ、一癖も二癖もある死刑囚と面会する。
無言を貫き、佐伯の問いにも一切応えようとしない鈴木。
気のよいヤクザの組長、吉田。
年老いたホームレス、進藤。
よくしゃベる関西出身の中年女性、野口。
面会にも来ない我が子を思い続ける気弱な小川。
そして自己中心的な若者、高宮。
佐伯は、彼らが自らの罪を悔い改めることで心安らかに“死”を迎えられるよう、親身になって彼らの話を聞き聖書の言葉を伝える。
少しずつ死刑囚の心にも変化が見られるものの、高宮だけは常に社会に対する不満をぶちまけ、佐伯に対しても一貫して攻撃的な態度をとり続ける。
死刑囚たちと真剣に向き合うことで、自分の人生とも向き合うようになる佐伯。そんな中、ついにある受刑者に死刑執行の命が下される…。(アマゾンより抜粋)


死刑を下されるということは、それだけ重い罪を犯したということです。
たとえ悔い改め、一生をかけて懺悔したとしても償い切れない罪。
被害者の心情と社会的な影響を考え、その人がこの社会に生きていてはいけないと、決断を下された。
とてもとても重い、罪。
罪を犯す人は自分の心にだけ向き合ってる人なのかなと、見ていて思いました。
自分が許せないと思うから。
自分が辛く悲しいから。
自分が怒りを抑えられないから。
自分は悪くない。悪いのは世間であり他人である。と。
つまり、ある意味とても正直なのです。
ただそこに、想像する力がなかった。
自分以外の人のこと。
未来の社会について。
自分を取り巻く人のこと。
そして、もっとも悲しいことは、学力がなかったこと。
特に、年老いた進藤という受刑者については、虚しさとやりきれなさを感じました。
受刑者の心に寄り添い、罪を悔い改めようとさせる行為は、時に残酷なことであるようにも思えます。
悔い改めた時はもう手遅れなのです。
とても重く深いテーマです。
そして、人が人を裁くということの難しさ。

『今までの人生で一度も間違ったことをしていないという者のみが、罪を犯した者に石を投げることが出来る』

とキリストが言われたそうですが、罰を下す側も試されていると感じます。

 

散り椿

  • 2019.09.05 Thursday
  • 07:28

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享保15年。かつて藩の不正を訴えたが認められず、故郷・扇野藩を出た瓜生新兵衛は、連れ添い続けた妻・篠が病に倒れた折、彼女から最期の願いを託される。
「采女様を助けていただきたいのです…」と。
篠の願いと藩の不正事件の真相を突き止めようと、故郷・扇野藩に戻った新兵衛。
散り椿が咲き誇る春―ある確証を得た新兵衛は、采女と対峙することとなり、過去の不正事件の真相と、妻の本当の想いを知ることになるのだった。(アマゾンより抜粋)

 

 

いつの時代にもあるアルアル話です。

上司の不正を告発しようとしたら、左遷されて出世の道を閉ざされた。

もしくは、まったく畑違いの仕事につかされた・・・。

昔はそれこそ命がけの陳情だったワケで、踏み込んだ新兵衛は凄いと思います。

静かな剣の戦いが見所。

所作がとても美しいです。

検察側の罪人

  • 2019.08.06 Tuesday
  • 08:04

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都内で発生した殺人事件。犯人は不明。

事件を担当する検察官は、東京地検刑事部のエリート検事・最上と、刑事部に配属されてきた駆け出しの検事・沖野。

最上は複数いる被疑者の中から、一人の男に狙いを定め、執拗に追い詰めていく。

その男・松倉は、過去に時効を迎えてしまった未解決殺人事件の重要参考人であった人物だ。

最上を師と仰ぐ沖野は被害者に自白させるべく取り調べに力を入れるのだが、松倉は犯行を否認し続け、一向に手ごたえが得られない。

やがて沖野は、最上の捜査方針に疑問を持ち始める。

「最上さんは、松倉を、犯人に仕立て上げようとしているのではないか?」

互いの正義を賭けて対立する二人の検事。彼らの戦いに、待ち受けていた決着とは――。(アマゾンより抜粋)

 

検事も人。

罰せられないという結論を受け入れられない犯罪もあるでしょう。

でも、人は間違うもの。人が人を裁くのは、慎重な上にも慎重にしなければなりません。

そして罰とは犯した罪に対してのみ与えられるもの。

この物語は中途半端で終了した感がありました。

 

ごっこ

  • 2019.08.05 Monday
  • 07:28

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大阪の寂れた帽子店には、40歳目前にも関わらずニートの城宮と、5歳児・ヨヨ子の親子が仲睦まじく暮らしていた。

実はこの二人、他人に知られてはいけない秘密を抱えた親子だった。

十数年ぶりに城宮が実家に戻ったことを知る幼馴染で警察官のマチは、突如現れたヨヨ子に疑いの目を向ける。

ごっこ生活のような不安定な二人のその日暮らしはある日突然、衝撃の事実によって崩壊してしまう…。(アマゾンより抜粋)

 

いつか切れてしまう細い細い糸に縋って生きている城宮とヨヨ子。

ささやかな幸せと安定には遠い生活。だがその中にしかない安らぎ。

崩壊した家庭と、崩壊ギリギリで踏ん張っている家庭。

どちらにも自分の都合の良い解釈がついてくる。

一体、家庭とは何なんだろうと考える物語。

センセイ君主

  • 2019.08.04 Sunday
  • 07:39

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告白7連敗中の佐丸あゆは(浜辺美波)は、恋に恋するパワフル女子高生。

ある日、クラス担任の代理でやってきた、イケメンだけど冷徹でヒネクレ者な数学教師・弘光由貴(竹内涼真)に恋をしてしまう。

どんなにバカにされても「絶対に先生をおとしてみせます! 」と大胆発言! 「そこまで言うならおとしてみなよ」――

ここからあゆはの全方向に間違った恋の猛アタックが始まる。(アマゾンより抜粋)

 

浜辺美波は頑張ってます。頑張ってることが分かる頑張りなんで、演技的にはがっかりです。

竹内涼真も精いっぱいエロくやってます。でも苦笑してるのが見え隠れてしてるので物語的にはNGです。

それでも教師×生徒王道ラブストーリーなので、ドキドキしちゃう女子は多いと思います。

大人女子は、「そういう時代もあったねぇ()」と思いながら緩い目で見ちゃう物語です。

響  ― HIBIKI ― 

  • 2019.08.03 Saturday
  • 07:16

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「ビッグコミックスぺリオール」で連載中、17年にマンガ大賞の大賞を受賞した、柳本光晴のコミックを原作とした作品。

文芸界に彗星のごとく現れた天才女子高生小説家・鮎喰 (あくいひびき)を主人公にした痛快なエンタテインメントドラマ。

その才能により脚光を浴び、旋風を巻き起こしつつも、自分の信じる生き方を曲げず、世間の常識にも囚われない響の生き様が、彼女を取り巻く大人たちを変えていく。(アマゾンより抜粋)

 

世間知らずで真っすぐで頑固。そりゃそうだ、何といってもまだ15歳。

大人の事情を察しろと言う方がムリ。

にしてもやり方が超過激。

真顔で学校の先輩の指を折る。

気に入らないことを喋る作家先生の顔に飛び蹴り。

屋上から誤って転落しても、大して慌てたようすが見えない鉄仮面ぶり。

破天荒ぶりは見ていて痛快であったりハラハラしたり笑えたり。

でも考えさせられるんですよね。自分はそこまでちゃんと自分の気持ちに向き合ってるのかなって。

どこかで妥協したり、空気読んだりして胡麻化してないかなって。

周りを振り回す必要はないけれど、ちょっとだけ自分に素直になるのもいいかもと思える作品でした。

寝ても覚めても

  • 2019.08.02 Friday
  • 07:20

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泉谷朝子にはどうしても忘れられない人がいた。

何を考えているのか分からない。どんな行動を起こすのか予測が出来ない。

危なっかしくて不安定で、でも魅力的だから目が離せない。

恋人だと思っていたのに何も告げずに突如、姿を消した鳥居麦。

2年後。

喫茶店で働いていた朝子は、ある会社の会議室にコーヒーを届けに行き、そこで麦とそっくりの男・丸子亮平に出会う。

戸惑う朝子に亮平は真っすぐに素直な思いを伝えてくれた。

麦とは違う優しさと安心感。

朝子は次第に亮平に心を開き惹かれていく。

そして月日が流れて5年後。

朝子は友人から麦がモデルとして活躍していることを聞く。

すでに気持ちの整理はついているハズだったのだが・・・・。

 

同じ顔をしたまったく性格の違う二人。

自分を思ってくれている気持ちの質も量もまるで違う。

安定さを選ぶか、スリルをとるか。

女心が揺れ動くさまはハラハラします。

自分ならどちらについていくか。

考えながら見ると面白いかもしれないけれど、亮平目線を引き寄せてみたらかなり居たたまれないです。

 

旅猫リポート

  • 2019.08.01 Thursday
  • 07:34

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野良猫だったナナは不慮の事故に遭ったとき、助けてくれた悟の飼い猫になった。

5年間、幸せに暮らしていたのだが、ある事情で悟はナナを手放すことに。

そこで、悟は銀色のワゴンに乗り、これまでに出会った友人たちを順に訪ねてナナとお見合いをさせる旅にでた。

誰もが快くナナを引き受けると言ってくれたのだが、当のナナがどうしても懐かない。

悟の人生を振り返る旅となったこの道行きで、ナナはある決意を固めていた。

 

原作が好きだったのでとても期待していました。

短い時間ではとても描き切れない物語があることは分かっていましたが、やはり表面だけをなぞったような感じに見えてしまい・・・・。

私にとってはちょっと残念。

でも暖かくて優しい物語になっていたと思います。

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