アンネの日記    アンネ フランク

  • 2020.03.19 Thursday
  • 07:25

JUGEMテーマ:読書

 

 

言わずと知れた有名作品。
ヒトラーの『ユダヤ人虐殺』の犠牲者となったアンネ・フランクが、隠れ家に潜んでいた2年間を綴った、当時を知る上でとても貴重な日記。


読み始めた時は、この子は何て強情で自信家で前向きなんだと、少し気遅れしてしまいました。
私からすれば、ちょっと友人になりにくいタイプかなって。

 

けれど、戦争の影が濃くなり、隠れ家に住むようになってから、彼女の日常は一変。

その強情さでトラブルも起こしますが、後から自分の行動を振り返って反省したりするところなど、まったくどこの少女と何ら変わるところはありません。

余裕のある時には人に優しくするし、時には癇癪を起したり、喧嘩をしたり。
ほほえましい性格である少女の日記には、誰でもが頷くような共感が溢れています。

 

けれど、その背景にある途方もなく大きな閉塞感という重圧。

彼女は日記に語りかけることによって、平常心を保っていられたのだということが分かるような場面が沢山出てきます。

そして、アンネの日記はここで終わっている。という一行。

 

そこからの彼女の生活がどうなったのか、人伝えに聞いてまとめられた話は、私たちの想像を遥かに超越しています。

これだけ彼女の日記が有名になり、そしてアウシュビッツの存在やユダヤ人に嫌悪を示していたヒトラーがどんな命令を下していたのか、それに関わった人たちがどれほど多かったことかを考えると、『20世紀最大の虐殺』と呼ばれるその内情を知らない人はいないと思うのですが、それでもまだ、『誇張されている』とか、『アンネの日記は創作だ』とか言う人たちがいることに驚きを隠せません。

 

もちろん、私もその世代の人間ではないし、実際に現場を見たわけではありませんから、そう疑う人たちの疑惑を全てはねのけるほどの説得力はもちえません。

が、現在、生き残って自分たちの経験を語り継ごうとしている全ての人を疑うこともまた、現実的ではないと思うのです。

 

大量虐殺を経験した人たちが、同じ嘘をつくとは思えない。

私たちはその真偽を問うのではなく、このような悲惨な過去を繰り返さないために、彼らの話に耳を傾けるべきだと思いました。

 

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