エンバーマー   橋爪 謙一郎

  • 2020.03.19 Thursday
  • 07:36

JUGEMテーマ:読書

 

日本人エンバーマーの第一人者、橋爪謙一郎の半生記。

著者が何故エンバーマーとしての道を歩くことになったのか、エンバーマーとは何で、どんなことをするのかが書かれた本。

著者はコミック『死化粧師』の主人公、間宮心十郎のモデルとなった。

 

故人となった最愛の人とどう過ごせばいいのか。
故人をどう送ればいいのか。
そこに正解はありません。

 

血を分けた兄弟でさえ、親でさえ、考え方や価値観に違いがあります。

だから著者は、エンバーミングを最良の選択だとは言わない。
遺族が納得できる別れ方ができれば、それが一番いいのだと。。。。

 

我が家は夫婦だけの生活ですが、それぞれに親や兄弟がいます。
見送る立場にも、見送られる立場にもなる環境で、さて自分ならどうしたいか。

考えてみたけど、状況によって自分の考えですら変わります。

 

例えば、
事故で体の損傷が激しい時。
苦しい闘病生活を経て、亡くなった時。
そんな時は、やはり生前の姿でいて欲しいと思う。

特に、苦しんで亡くなった時には、『ああ、楽になったんだね』って思えるようなお別れ方をしたい。

 

でも、大往生だった時や、自分の信念を貫いて、戦いぬいて亡くなった時。
そんな時には、たとえ最期の顔色が多少悪くても、痩せてしまっていても、誇りをもって送ってあげたい。

そう思うのは、やっぱり別れという決意が出来てないからなんだろうなと思いますね。

 

もし、生前の元気だったころのような顔色で、キレイな死に顔だとしたら、別れることが余計に辛く感じるような気がして・・・・。

まだ生き返るんじゃないか、とかそんな希望を抱いてしまいそうで・・・。

 

誰が見ても、もう魂がないんだなって顔なら、ひょっとしたら諦めがつくかもしれない。

自分の愛した人はこの世にいなくなったんだって。

それはとても悲しくてやりきれないことだけど、そこから生きていかなきゃいけない自分がいるとしたら、突き放してくれるほうがいいかなって。

結局、やっぱりどこにも正解なんてないんですよね。

 

ただ、葬儀に関わる人たちには、故人に対して誠実であってほしいと願います。
それだけは共通。

それが、業者でも、親類縁者でもです。
それだけが、遺族のたった一つの救いになるとわたしは思いました。

 

ただ一つ、驚いたのは。
遺体に携わることで感染症の危険があるってくだり。
人が死ぬと、とりついてた様々な病原体も死ぬんじゃないかって勝手に思ってました。

人よりも生命力の強いヤツ。
うらやましいですね。

 

コメント
コメントする








    

calendar

S M T W T F S
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  
<< April 2020 >>

劇団『黒・猫屋敷』

旧ブログはコチラ
オリジナルサイト『月樹の扉』はコチラ
詳しいプロフィールはコチラ

名前・黒猫
役柄・母さん
白髪と体調が悩みのタネ。


名前・ぶち猫
役柄・父さん
休息をとりたいお年頃。


名前・未来(ミク)
役柄・長女
気位の高いツンデレ姫。


名前・胡桃(クルミ)
役柄・次女
勝気でやんちゃな姫。

モニモニファミリー

わんこブログ

selected entries

categories

archives

recent comment

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM