本能寺ホテル
- 2018.05.07 Monday
- 07:48
JUGEMテーマ:映画の感想
倉本繭子は付き合っている彼の誘いで京都にやってきた。
観光目的でふらふらと歩いている時、ふと路地裏に佇むレトロな宿を発見する。
そこは『本能寺ホテル』
何かに導かれるように宿泊の手続きをし、エレベーターに乗ると、着いた先は戦国時代の本能寺。
繭子はそこで、天下統一を目前に控えていた織田信長と森蘭丸ら少数の家臣団に出会ってしまった。
彼らはまさに、歴史的瞬間の場所である本能寺に滞在していたのだ。
冷酷非道なお館様を前に、戦々恐々とした日々を過ごす家臣たちは、見慣れない格好の繭子を見て仰天。
始めは互いに異形のものを見る目つきだったのが、そもそも新しいもの好きな織田信長は即座に順応。
戦国時代の京都を見物したりと二人は交流を深めていく。
次第に繭子は信長の人間性に惹かれていくが、時は1582年。
「本能寺の変」が起きる前日である事に気づき…。
劇的な変化が訪れる戦国時代と、繭子のプライベートな事柄。
織田信長と繭子の穏やかな気持ちのやり取りや、ホテルの支配人との言葉の掛け合い。
それらが混ざって全体的にとてもレトロで心に触れる作品に仕上がっていたと思います。
もちろん、笑えるところももり沢山!
突っ込みどころももり沢山!
もう一度見たくなる作品でした。