あの頃トン子と   城明

  • 2019.11.16 Saturday
  • 07:14

JUGEMテーマ:読書

 

 

東北地方で養豚業を営む洋一は、ある日ふと思い立って子ブタのトン子に芸を教えてみた。
するとトン子は犬のようにお座りやお手を覚えていく。
その様子を東京で夢破れ故郷に戻ってきていたマナブに見せてみた。
するとマナブも興味を持ち、自分がもっと芸を仕込むと意気込む。
次々と芸を覚えていくトン子。
そのうち言葉らしきものも喋るようになり、テレビ局の取材が来るようになった。
二人トン子を売り出すために上京するのだが・・・・。


動物に芸を仕込む時に一番大切なことは、無理強いをしないということです。
動物自身が楽しんでやる。だからそれを見るのが楽しいのです。
芸が出来る。だから売り出そう。儲かった。今度はもっと驚かせよう。
そういう思考は大嫌いです。
昨今の過激動画も同じです。
自分がやるか、動物にやらせるかの違いはあるものの、どちらも他者に承認欲求があり、金銭に結び付くとさらに過激になるというのは似ています。
なので、読み始めは微笑ましく楽しかったのですが、途中から中盤以降までは不愉快な気分で読んでいました。
そしてラストはやるせない。
トン子は人に振り回され、愛され、そして見捨てられたのです。
養豚業としての立場がこの物語をとても複雑にしています。
 

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