母と娘の「しんどい関係」を見直す本

  • 2017.02.04 Saturday
  • 08:25

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「自分中心心理学」を提唱する心理相談研究所・オールイズワン代表。日本カウンセリング学会会員、日本学校メンタルヘルス学会会員、日本ヒーリングリラクセーション協会元理事の著者。


読んでいくうちにカウンセリングを受けているような気持ちなりました。

今、母親と娘の関係性が問われる作品が増えてきているように思います。

『お母さん、娘をやめていいですか』 というドラマもありますし・・・・。

私自身も、母親が嫌いなワケではないのだけど、とても重たくてしんどいと感じるようになりました。

自身が更年期に差し掛かり、肉体的にも精神的にも変化の時期だからというのもありますが、イライラしてヤツ当たってしまうことが多いのです。

 

こんな感情をどうにかしたい。

もっと穏やかに親と向き合いたい。

自分自身も成長したい。

そんなことを考えていると、特によく『母と娘の関係』を主題にした本やドラマが目につきます。

 

親が『子供のために良かれと思って』やっていることが、実は子供のためではなく自分のためである。
子供目線で『親がかわいそう』と思うのは、『同情』という名前で親に支配されている。

 

などなど、読んでいくと思い当たることが沢山ありました。
でも、ここで終わってはいけないんですよね。
それだと、親の教育は間違っていた。私は被害者だと言うことで完結してしまう。
そうではなく、親の教育は間違っていたけれど、それは自分の親が特別悪いのではなく、どの親もそうなる要素は十分にあって特別なことではない。

また、子供にとっては良い教育ではなかったにしろ、親はその時々で精いっぱいのことをやってくれたんだ。ということを理解すること、そこが大切なんだと気づきます。


問題はここからです。

しんどいと感じてしまう親から離れ、自分の個性、自分の世界、自分の価値観を構築するのは自分自身だ。

そういうことに力を注ぐべきなんだ。ということです。
親を見捨てるのではなく、巣立つんだという意識。それをどう身に着けるかです。

 

親の行動や言動に縛られるのではなく、また、親のために生きようと思うのではなく、自分がいなくなれば、親は親で自分の世界を広げて自分の生活を確立していけるんだ。と思うこと。

それが罪悪感を持たずに健全な親子関係を築くための考え方になるんじゃないかと。。。。。

私もまだやり直しの途中ですが、『親が可哀想』と思うあまり自分の時間を犠牲にして親のために動くことからまず、止めようと思います。

 

母ちゃん (オンマ)

  • 2016.12.22 Thursday
  • 13:38

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東京の高円寺で生まれた望月かずには父親の記憶はない。

母親も満州で死に、わずか六歳で孤児になった。

母の遺産も家も何もかもを現地の人間に略奪されてしまい、奴隷として売られ、厳しい生活に耐え続けた。

一度日本に戻ったが、生活していけずに再び朝鮮に渡り母の墓の前で死のうとするも、戦争の混乱で行けず、さ迷っている時、孤児を救ったことがきっかけで、その後、133人もの孤児を韓国の地で育て上げることになる。

残飯を漁り、習い覚えた理髪業をしながら子供たちの学費のために自身の血液を売り、他人の子供を育て、オンマと呼ばれた日本人女性。

その想像を絶する生涯をたどる真実の物語。

 

 

本当に壮絶な人生です。

だった6歳で親も財産も奪われ、奴隷として売られる。 人間以下の扱いを強いられる。 それもこれも日本人だから? 

そんなことがまかり通った時代と国の恐ろしさ。

それでもかずはめげなかった。 卑屈にならなかった。 自分の心が感じるままに生活の貧しさを省みず命を救い、56歳という短い生涯を駆け抜けた。

韓国から名誉市民の称号を与えられながら、住む場所を奪われ、それでも子供たちを手放さずに育てたその力。

自分は学校にも行けず、だから子供には勉強させたいと必死に働き・・・。

誰もが出来ることではないでしょう。 みんな、自分と家族が生きるために必死だった時代です。

でも手を差し伸べてくれた人もいる。

かずは幸せだったのかな? きっと不幸ではなかったでしょう。 幸せだと感じる暇はなかったかも。

不幸は大きく、幸せはそれに比べて小さく儚い。 かずが助けた命は、どんな風に輝いているのでしょう。

 

とんちばかせの青春

  • 2016.12.19 Monday
  • 18:49

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北海道、江別の大自然をかけめぐる、「とんちばかせ」というユニークなニックネームを持つ少年の恋と冒険、そして「ばかせ」が本物の博士になった物語。(アマゾンより抜粋)

 

 

色んなことに興味を持ち、確かめようとする意欲マンマンな少年。

もしこんなクラスメートがいたら引きずられてテンション上がるか、引くかのどちらかでしょう(笑)

男の子には人気ありそうですけど。。。。

ふくわらい

  • 2016.12.16 Friday
  • 11:19

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書籍編集者の鳴木戸定は幼い頃に母親を失くし、紀行作家の父に連れられて海外を旅行してまわっていた。

多感な少女時代のほとんどを外国で暮らし、しかも滞在先が文明社会から隔絶された部族だったりしたことから特異な経験が多く積み重ねられていき、風変わりな大人になってしまった。

人肉の味や雨乞いの仕方は知っていても、恋愛や友情を知らないまま社会人となって25年。

その珍しい経歴は、気難しい作家に受け入れられ、仕事は順調だった。

そんな彼女の特技は『ふくわらい』 実物の顔からパーツを取りだし、別のパーツと組み合わせることだった。

 

 

かなりダークな表現が出てきますし、エロティックな話もありますが、全体的に共感の難しい作品だったかなと感じました。

何しろ主人公が特殊な感性の持ち主なので。。。。

食べたことのない味は表現出来ない、という気持ちが近いでしょうか。

彼女の全てを理解し納得する人が日本にいるとはちょっと考えられないです。

こういう隣人がいたら、それはそれで興味を覚えますが。

女子の人間関係

  • 2016.12.14 Wednesday
  • 13:10

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比べたがる“女"、敵・味方を分けたがる“女"、自分と他人の区別がつかない“女"、群れたがる“女"、恋愛で変わってしまう女、そして自分のなかの“女"。

そんな女たちとどう付き合ってゆけばいいのか? どうして女子同士の人間関係のほうが難しい気がするのか?

そんな疑問に精神科医の水島広子先生がスッキリ明快に答えてくれました。 (アマゾンより抜粋)

 

 

私も、女同士で付き合うよりも男性と友人であることの方が楽だと思っていました。

それは、自分に対して『女』という武器を使って攻撃してくる女性に対応出来ず反応してしまっていたから。

『女』を捨てて女性としてしなやかに生きる。 それが出来たら、穏やかな人間関係が築けるようです。

集団で生活するために脳を発達させてきた女性なので、その中で少しでも異分子的な要因を見つけたら攻撃するし、男性に選ばれる性であるがゆえに、女性同士で競争しなければならない。

そういうところが、表面的には仲良しに見えても、心の底から友人にはなりにくいということが起きるのだと理解しました。

基本的に、女性の心の中は不安なのです。

だから同意してほしい。 自分を見て欲しい。 非難されたくない。 人と同じレベルにいたい。でもちょっとだけ上にいたい(笑)

みんな同じなんでしょうね。

 

けど、それもこれも、結婚して安定したり、女性として競うことを止めて、人間として磨きをかけていく人生にシフトしていくと、自然と女同士の友情というのも芽生える気がします。

50代、60代になると楽になるというのも、あながち迷信ではないのかも・・・・(笑)

きりこについて

  • 2016.12.11 Sunday
  • 12:42

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きりこは両親から沢山の愛情を浴びて育った。

可愛い。美人だと言われ続け、自分でもそうだと思っていたが、小学5年生の時に好きな男の子から『ブス』と言われたことが引き金となり家に引きこもりになる。

そんな彼女の慰めは、小学校の体育館裏で拾った『人間の言葉が話せる黒猫』のラムセス2世。

きりこはラムセス2世とのやり取りで世間と繋がる生活を長い間してきたが、やがて、人間の容姿になど何の価値も見出さないラムセス2世と、引きこもりになっても変わらない愛情を注ぎ続ける両親の励ましと、知り合いの女性を救いたいという一心で外に出る決意をする。

 

小学生までは酔っぱらってる状態である。

という一文にめっちゃ笑いました。

確かに。 どうして彼ら彼女らに人気が集まるのだろう? どうしてあの人たちの言うことをみんな聞いてるのだろうと疑問の思うことがありますよね。

大人の世界とは違う独特の価値観とか感覚があるのでしょう。

それを酔っている状態と表していることに納得!というか理解しやすくなりました。

そんな酔っている状態の彼らだから、外見が大人からしたらとても美人とは言えないきりこにも「可愛い」と言えるし、彼女が女王様のように振る舞うことに異存はない。

けれど酔った状態から覚めたら・・・。

そこはきりこにとって針の筵のような世界だった。

引きこもるのも無理はありません。今までの価値観がひっくり返されたのだから。

けれど両親も肝っ玉の据わった人だった。

このまま引きこもってても自分たちが面倒を見ようと早くから決意する。 客観的に見て美形ではない我が子を、本気で可愛いと思っている。

そのことがきりこを卑屈にさせなかった要因かと。

きりこはきりこのまま、世界を斜めに見ることをせず、卑屈にならず、まっすぐに向き合って生きたから、世界で一番大切なことに気づけた。

それはきりこの大きな財産。

誰にも奪われることのない素敵な宝物。

目に見える世界に左右される私にとって、きりこの性格と価値観、考え方はとても眩しい。

理性ではなく直感で生きることも大切だよねって思った作品です。

さくら

  • 2016.12.07 Wednesday
  • 07:37

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美形で優しい兄と美形で乱暴な妹とごく普通の僕。 両親は仲良くて申し分ない家族だった。

けれど時が経つにつれ、子供は成長し複雑な想いを抱えるようになり、一つの不幸な出来事がきっかけで家族はバラバラになってしまった。

しばらくして家族を捨てて出ていった父親が戻ってきて。 僕はあの時代に想いを馳せる。。。。

 

 

かなりそれぞれが複雑な性格なので、読み進めるのが困難だと感じることがあります。

どこにでもありそうなごく普通の生活と家族が、些細なことがきっかけですれ違うようになり、それを成長だと思っているうちに不幸に襲われて取り返しのつかないくらい悲しい出来事が起こってしまう。

だれが悪いわけでもなく、何が間違ってたわけでもない。 そこがとても難しい。 ただ。

普通に見えてやっぱり少し普通じゃないところが共感しにくいというか作品にのめり込めないところなのかなぁと感じました。

かならず春は来るから

  • 2016.12.03 Saturday
  • 18:23

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結核にかかり、生死の境をさまよった筆者が『食と心』の大切さに気付き、自然の力を借りて生きる知恵を実践した話。

 

 

自然の力は素晴らしい。
漢方だって自然の恵みから力を貰って治癒に繋げているのだから、自然のものを頂く食事が大切なのはよく分かる。
そして、ストレス社会といわれ、ストレスによってさまざまな病気が悪化してきたことも分かって来た現代。自分の心の在り方によって病を酷くしたりすることもあることが知られている。
だからこのお話を読んで、突飛な考えとは思わないし、不自然なこともない。

 

ただ、話の中でガンに罹って生還した人がたくさん出てくるのだけれど、自然療法だけで治ったみたいなものはどうかと・・・。

今、抗がん剤が寿命を縮めるとか、ガンの中には「本当のガン」と「ガンもどき」とがあり、本当のガンは手術しようが何をしようが必ず転移するが、もどきは放っておいても治るとかいう情報も流れてる。
本当かどうかは分からない。けれどその情報にすがりたい人はたくさんいるはず。

だから、安易に西洋医学がどうとか東洋医学がどうとか、いやまて自然の力だとか言うのはどうでしょう?

 

要するに、自分が何を選択するのかという問題だと思うのです。
全部やってみてもいい。
ひとつに絞ってもいい。
自分の体が喜ぶことならきっとそれが正しいと思うから。
この話はそんな人たちのための、一つの提案だと思います。

アイネクライネナハトムジーク

  • 2016.11.19 Saturday
  • 07:19

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ここにヒーローはいない。

さあ、君の出番だ。

奥さんに愛想を尽かされたサラリーマン、他力本願で恋をしようとする青年、元いじめっこへの復讐を企てるOL…。情けないけど、愛おしい。

そんな登場人物たちが作り出す、数々のサプライズ。(アマゾンより抜粋)

 

 

とくに心に残る作品ではありませんでしたが、くすりと笑える、くすぐったくなる、分かる分かるといいたくなる作品でした。

母性

  • 2016.11.17 Thursday
  • 08:19

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『私は愛能う限り、娘を大切に育ててきました』

そんな言葉の裏側にある真実。 母と娘。それは離れられない絆なのか、それとも鎖なのか―――――。

 

 

誰の言葉が真実なのか。誰が嘘をついているのか。

そんな違和感を覚えながら読み進めていくうちに、どんでもない真実に行きあたる。

感情では理解したくないと拒否してるのに、理性のどこかで理解してる。

そんな暗くて深い闇のストーリーでした。

 

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